お盆も過ぎてヒグラシの声に夏の終わりを感じるころ、母が市場から大量にトマトを買ってきます。私と弟はあのごはんだ!とわくわくしました。
自分で久しぶりに作ってみて、お鍋のふたを開けるとあの匂いが立ち上ってきて、とてもうれしくなりました。ひき肉のかたちに固まったチーズが、トマトを離れてぽろっとスープの中に落ちているのがまた、かわいいのです。チーズも今はいろいろあるけれど、やっぱりプロセスチーズです。

トマトのひき肉つめ

たまねぎを刻み、ひき肉を加えて塩胡椒をふる。バジルやパセリがあったら刻んで加える。手でこねる。
トマトは小さめのをたくさん用意する。ヘタのところを横に切って中身をくりぬいて、中にお肉をつめる。チーズでふたをする。
お鍋にくりぬいたトマトの中身を敷いて塩を軽くふり、トマトたちを並べる。
くつくつ煮る。

コツ
小さめのトマトの方がよいみたいです。トマトがびっちり並ぶ大きさの鍋を使います。
中につめる具はなんでもいいと思いますが、玉ねぎがしゃきしゃきしているのがおいしいので、玉ねぎは炒めません。
どうも何か足りないというか、どこか薄っぺらい味ですが、
それがまた、くり返し食べたくなるから不思議です。